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中 級 22 |
Excelの基礎■ |
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■検索/行列関数について
こうした混乱?は、検索/行列関数だけでなく他の関数でもいくつか見られますが、分類処理が上手く出来ていないのかもしれません。
■VLOOKUP関数VLOOKUP関数は、下段のHLOOKUP関数と共に検索/行列関数の代表的なものです。実務でもよく使われています。 書式で表すと、VLOOKUP(検索値,
範囲, 列番号, 検索の型)となります。
※検索値と一致する値がなく、検索値未満で最も大きい値を検索する場合は、データを昇順に並べ替えて置かないと、正確な答えを得ることができません。(VLOOKUPとHLOOKUPでは基準が異なる。)
◆使用例 1
下記の表は、上記図からVLOOKUP関数を理解するためにの応用例です。
最下段の例では、検索の型を省略し、使用時間7時間という、中途の時間の賃料を求めています。結果は、3,000円となっています。検索の型を省略する場合と指定する場合の違いを理解しましょう。
◆使用例 2
このようにエラー値が返されていても、特に問題なければそのままでもいいのですが、かっこよく見せるには、もう一工夫必要です。 =IF(A2="","",VLOOKUP(A2,A6:D12,4,0)) とすれば、検索値の製品コードが空白の場合は、空白を返し、検索値が入力された場合のみVLOOKUP関数が検索します。 |
■HLOOKUP関数HLOOKUP関数は、列方向(横方向に)データが入力された表などから、指定した範囲の中で上端の行から検索値を検索し、指定した行からそれに該当するデータを返す(求める)関数です。VLOOKUP関数と似ていますが、VLOOKUPが縦方向の表に適しているのに対し、HLOOKUPは横方向の表からデータを抽出するのに適しています。 書式で表すと、HLOOKUP(検索値,
範囲, 行番号, 検索の型)となります。
◆使用例
列番号は、「佐々木」の売上金額(範囲内で上から3行目)なので、「3」としています。検索の型は、完全に一致する値とするため「0」としています。 =IF(D3="","",HLOOKUP(D3,B6:J10,3,0)) として回避することができます。 なお、このような表の場合、VLOOKUP関数でも検索することは可能です。 |
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